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補完代替療法(Complementary and Alternative Medicine)とは、現在私たちが受けている西洋医学を代替、または補完する医療のことを言います。
現代西洋医学以外の医療なので、健康食品・アロマテラピー・ヨガ・鍼灸等、多種多様な治療法が含まれます。
厚生労働省研究班が2005年に報告した我が国のがん患者における補完代替療法の利用実態調査によると、約45%の人が1種類以上の補完代替医療を利用していることが明らかとなりました。また、具体的に利用しているものについては、健康食品の利用頻度が圧倒的に高いということも分かりました。
ちなみに、がん患者さんが健康食品に費やす費用ですが、実に月一人当たり平均57,000円にもなるため、きわめて大きな負担となっています。
その一方で、科学的な論拠のない療法も多く野放しになっている状況であり、少しでも良くなりたいと考える患者さんたちと、そのご家族がまさに「ワラをもつかむ」気持ちであるのを考えると、現状はいたたまれない状況だと言えます。
このブログでは、世の中に存在する補完代替療法について医薬研究者の目から科学的にとらえ、国内外の臨床試験データや論文・特許情報を基にその科学的エビデンスについて考察していきます。
近年になって補完代替療法と現代西洋医療を組み合わせることによって、身体的および精神的に総合して行う統合医療という概念も生まれ、実践されています。
例えば、がん治療では通常の手術・放射線・抗がん剤による化学療法などと補完代替療法を組み合わせた学問が生まれています。
これは、統合腫瘍学と呼ばれ、国際統合腫瘍学会も設立されています。
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蓮:ハスは美しい見た目によらず多くの薬効を有する。
「アルカロイド」と呼ばれる成分を複数もち、種子には鎮静,滋養強壮,止瀉(下痢止め),健胃作用があり、漢方処方では清心蓮子飲,参苓白朮散などに配合されている.他の各部位も薬用となり,胚芽は解熱作用が,葉は止瀉,止血作用が,花托は止血作用が,根の節は止血作用が,雄しべは強壮作用が,花蕾は止血作用がある.根はれんこんとして食用にされるほか,喉の痛みや咳に用いられる.花は美しく観賞用に栽培され,多くの品種が存在する.
(2023.5. 千葉県野田市、photo by 金ひげ先生)